中学一年のときだったと記憶していますが、当時国語担当で非常勤の教師の授業がありまして、その先生はとっくに定年迎えてそうなお爺ちゃん先生だったのです。頑固そうで昔気質という感じの先生でしたが、なんせ私は中1のガキでしたから、そういう爺には反発もありまして、ある日授業が始まる前に黒板に「生きた化石」と書いておいたのです。怖いことしますね。バカですね。
予鈴が鳴って先生が入って来られて、それが先生の目に入りました。先生は体を小刻みに震わせながらゆっくりと生徒のほうに向き直り、「誰ぢゃあこれ書いたんは!前に出て来い!」と叫びました。私はちょっとスネ気味な表情で教壇のほうへ進みます。そして先生の目の前に立ったその瞬間、凄まじいビンタが私の左頬に飛んできました。その後のことは良く覚えていません。バカですね。
なぜ急にこげな昔話をしたのかというと、昨日テレビで生きたシーラカンスの映像を観たからです。