煙草を吸わない人にとってその煙はとても嫌なものなのだそうですが、それはそうでしょう、愛煙家の私でも他人の煙は嫌なものなのです。今時の煙草は臭いし不味い。
子供の頃、うちの親父は確かハイライトを吸っていたと記憶しています。私は親父の煙草から流れてくるその煙の香りが好きでした。とてもいい香りがしました。ハイライトはその葉自体の香りが良く、親父に隠れて1本抜き出してはスースーしていたのを覚えています。他ではショートホープなんかもいい。ちょっとクセがあるけどピースとか。つまり昔の主要な商品。どれもキツイ。要するにキツイ煙草は美味いわけです。
私も世のお父さん同様、体のことが気になって段々と軽い煙草に替えていったわけですが(軽いほうがいいというのは多分ウソなんでしょうけど)、その経験からいうと、恐らくマイルドセブンの登場辺りが転換点のように思います。セブンスターのライト版の位置付けだったと思いますが、明らかに不味い。思うに、軽くする手段に秘密があるのでしょうかね。何か余計なもの、何らかの化学物質とか入るようになったのでしょうか。
ひょっとすると、今時の軽モクよりハイライトとかのほうがまだ体に優しかったりして。