国籍法改変は取り上げられない

長時間のインタビューのなかでは、鴻池さんには「国を愛する立場に立つ麻生政権がなぜ、あっさりと国籍法の改変を閣議決定してしまったのですか」ということも聞きましたし、前原さんには「なぜ帰化していない外国のひとに地方参政権を認めたいのですか」ということも聞きましたし、世耕さんには「麻生政権への造反者というのは本当ですか。本当なら、たとえば景気対策についてはどんな代案があるのですか」ということも聞きました。

長いインタビューを短い時間に再構成するのですから、どこがどう残っているのかは分かりません。ぼくは番組スタッフではなく、あくまでもひとりの出演者ですから、編集はディレクター陣の権限です。それでも、たとえば国籍法をめぐるやりとりは必ず残してくれるよう、そこを削る意欲満々のディレクターに、強く頼み込み、繰り返して頼み込み、ぼくにできることはすべてやりました。あとは、編集権のある人々に任せるほかありません。

関西テレビ「アンカー」1月7日放送分についての青山繁晴氏の予告ですが、その中で国籍法に関する議論については担当ディレクターは削る意欲満々ということと、なぜ削られるかは書けないということ、そして削られるのはわかっていることが読み取れます。私はその放送を観ていないので結局どの程度流されたのか知らないのですが、観るまでもないですね。

つまり青山氏は「端折られて当り障りのない内容ですよ」とばらしているようなもの。出演者としては視聴者に対してマイナスの宣伝をしているに近い。苦悩が感じられます。

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